自己破産をした場合、融資を受けることは本当に不可能なのでしょうか。消費者金融が利用できない場合、自己破産後は融資を受けることが難しくなります。自己破産は、借りたお金を返済できないことを法的に認め、債務を免除する制度です。
前述の通り、法的に返済が不可能な人が新たに借入を行うことは理にかなっていません。そのため、免責が認められない場合、引き続き借金に悩まされることになります。
さらに、自己破産の申請が認可され、免責が下りた後も、10年間は新たな借入ができなくなります。自己破産は信用情報に金融事故として記載されるため、いわゆるブラックリストに載ることになります。これにより、融資を受けることができなくなるのです。
借金がなくなった直後に適切に返済できる人は少ないため、金融機関としてもそのような人に融資を行う理由はありません。融資を受けられないことをメリットと捉えるかデメリットと捉えるかは個々の判断ですが、一般的にはデメリットと考えた方が良いでしょう。
ただし、独自の審査基準を持つ街金の場合、自己破産者でも申し込みが可能です。実際に審査を通過する方も多く存在します。
融資を受けられない期間を利用して、生活を立て直すことが重要です。自己破産を選択する人の多くは、借金によって通常の生活が困難になっている方々です。日々の支払いに追われ、増え続ける借金を返済できず、さらなる借金を重ねるという状況を経て自己破産に至ることがほとんどです。借金に依存することは誰にでも起こり得ることです。